年末で退任することを表明したニッキー・ヘイリー国連大使の後任として名前が挙がっていたディナ・パウエル氏11日、就任を辞退する意向をトランプ米大統領に伝えた。事情に詳しい関係者が明らかにした。パウエル氏はトランプ政権の1年目で大統領副補佐官(国家安全保障担当)を務め、現在はゴールドマン・サックス幹部。トランプ大統領がヘイリー氏の後任候補の1人として名前を挙げていた。関係者によると、ヘイリー氏は11日に大統領と電話で話し、辞退の意向を伝えた。パウエル氏は、今年2月の辞任後も大統領の長女のイバンカ・トランプ氏やその夫のジャレッド・クシュナー氏らトランプ氏の親族と親密な関係を保っているという。しかし、ホワイトハウスのジョン・ケリー首席補佐官からはより批判的な見解を持たれていた。