米電気自動車(EV)メーカー、テスラは米証券当局と民事で和解したばかりだが、今度は刑事捜査に直面している。複数の関係者によると、連邦捜査局(FBI)は2017年春に遡り、テスラがEVセダン「モデル3」の生産台数について投資家に誤解を与えた可能性について調べている。サンフランシスコの連邦検事局が主導する捜査は、ここにきて本格化しているという。テスラは17年2月に、モデル3の生産ペースを10-12月期には週5000台に引き上げるという野心的な計画を打ち出した。5カ月後の7月にはイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、17年12月には約束通りモデル3を月間2万台生産できるようになると自信を示した。