中国の軍属の科学者が、米国をはじめとする技術先進国の学者らとの研究協力を大幅に拡充させている。時には身元を隠し、受け入れ先の大学に軍属であることが分からないようにすることもある。こうした実態が、最新の調査報告書や大学関係者とのインタビューで明らかになった。  中国人民解放軍は過去10年間に2500人余りの科学者や技術者を外国留学させていたことが、オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)の調査で分かった。