中国企業が米国国内に、古紙やプラスチックを加工処理する拠点を相次いで開設している。中国に直接輸入するには不純物が多すぎると中国政府が判断したリサイクル資源を受け入れるためだ。  して以降、米国からの古い段ボールや新聞紙、廃プラスチックの出荷量は頭打ちとなり、中国の包装会社やプラスチック製造会社は材料不足に陥っている。  そうした企業の一部は、中国で原材料を確保できない段ボールやパルプ、プラスチックペレットを製造するため、米国の工場を買い取ったり、新たに建設したりしている。