新しいキャリアのための
資格や講座受講は必要ない

 星の数ほどいるお笑い芸人やテレビタレントの中から抜きんでるために彼らがしたことは、それぞれ自分が持っている長所を使うことだけだったのだ。

 渡辺直美もカラテカの2人も、淡々とテレビの仕事をこなしているだけでは、芸能人としてはある段階で行き詰まっていたかもしれない。しかし彼らは、自分が元々持っていたスキルを使ってキャリアをコントロールすることに成功したのだ。

 こうした芸人たちを見習って、今、企業勤めのサラリーマンも、何かを始めて自分の新しいキャリアをスタートさせるべきだと新井氏は言う。その際に、「くれぐれも、人にお金を払う方向に逃げることはしないようにしてください」と忠告する。

「起業しても仕事が取れないと、なぜかまた資格を取りに行ったり、講座に通って技術を身に付けようとするのですが、それも必要ありません。商品力やサービス力をいくら高めても営業力は身に付きません。まずは小さなものでもよいからと割り切って、仕事を取ることに全力を尽くしてください。それに、ともかくお客様を見つけて実際にサービスを提供してみないことには、自分のスキルの程度なんてわかりませんから」

 こうしている今も、働き方は刻一刻と変わってきている。何もしないでいたら、10年後にあるのは何もない自分だけだ。カラテカ、渡辺直美といった副業芸能人をヒントに、今の自分にできる何かを探してみてはどうだろうか。