お菓子が好きな人ほど
アルツハイマーになりやすい!?

 体が老化すると、そのぶん疲れやすくなります。

 疲れ知らずの体になる――。そう考えたとき、老化は大敵なのです。そのためには、ミトコンドリアエンジンを上手に動かしつつ、細胞の酸化を防ぐことが大切になってきます。

 老化が原因の病気のなかで、もっとも避けたいものの1つに、認知症があります。糖を豊富に含む食べ物を控えることは、認知症を予防する大事な対策です。認知症の最大の原因もまた活性酸素にあるからです。

 認知症とはいくつかの脳障害の総称であり、もっとも患者数が多いのが「アルツハイマー病」です。

 アルツハイマー病は、脳細胞の変質や萎縮によって、物忘れ(記憶障害)や判断力の低下を起こす疾患です。「アミロイドβ」というたんぱく質のゴミや、「タウたんぱく」という物質が脳内にたまり、神経細胞のネットワークを壊すことによって発症します。この脳内のゴミをつくり出すのが活性酸素なのです。

 脳細胞が活性酸素に過度にさらされ続けてしまうと、褐色の「リポフスチン(老化色素)」という物質を沈着させます。アルツハイマー病の脳内にはシミがたくさん見つかるのですが、これこそ活性酸素によってつくられた色素沈着です。このシミが増えると、アミロイドβの発生量が増えます。

 さらに、とくに毒性の強い「アミロイドβ42」という物質が脳内に蓄積し、脳細胞の変質や萎縮を引き起こすことになるのです。

 糖の多い食べ物でも、食物繊維を豊富に含むものであれば、脳細胞をこれほど傷つけることはありません。腸での消化吸収に時間がかかり、血糖値を急上昇させる心配がないからです。

 しかし、食物繊維を削ぎ落とした白い炭水化物や砂糖、お菓子類は、血糖値をいっきに高めます。こうした食べ物をとると、活性酸素が大量に発生しやすくなります。

 つまり、お菓子や白い炭水化物を多く食べる人ほど脳細胞は劣化しやすい、ということ。いい換えれば、お菓子好きの人ほど、アルツハイマー病のリスクが高い、ということです。