11月23日の感謝祭と翌日のブラックフライデーには多くの米消費者が小売店に押し寄せる。今年は小売会社の廃業が相次いだため、消費者が買い物をする店舗数は昨年よりも少なくなるだろう。トイザラス、シアーズ、百貨店ボントンなどの閉店は数百店舗に及んでいる。生き残っている小売りチェーンにとって、こうした大手の廃業は希望の兆しとなっている。玩具から洗濯機、洋服の特売品を見つけるために新たな小売店を探している買い物客を生き残り組が獲得しているのだ。家電量販店大手ベスト・バイのヒューバート・ジョリー最高経営責任者(CEO)は今週、「小売業界の淘汰はもう何年も継続してきた」としたうえで、「勝ち組と負け組の差はますます広がっている」と述べた。
米小売企業に明暗、年末商戦は生き残り組に好機
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