ドナルド・トランプ米大統領は、就任1年目で軍事支出を7000億ドル(約79兆円)に拡大し、国防総省にとってこれまでで一番の味方であることを印象付けようとした。この予算拡大は、より近代化された兵器を購入し、準備不足に対処することを意図していた。  しかし、国防予算の拡大期は短命に終わるかもしれない。連邦予算の赤字が膨れ上がる一方で、米国の軍事的任務は、ロシア、中国との間で激化する軍備競争を含むものへと拡大しており、新たな戦略をめぐる論議が熱を帯びてきている。