ベネズエラの将軍として抗議行動を武力で鎮圧したとして、非難されたマヌエル・ケベド氏。不和には慣れているはずだ。現在石油相となった同氏は、今後1年間、石油輸出国機構(OPEC)の議長を務めることになるが、そこでも石油カルテル内の対立やドナルド・トランプ米大統領との対立が待ち構えている。  ベネズエラは、国際舞台で自国の野望を打ち出す場としてOPECを活用したいとの考えを示している。ベネズエラとOPECがいずれも、米政府との不安定な関係にあるためだ。ケベド氏は、議長としてOPECの声を代弁するつもりだと語っている。