【ワシントン】先週、米株式市場が大荒れとなる中、ドナルド・トランプ大統領はホワイトハウス内外の顧問を呼び、急落を招いたのは米中首脳会談のせいではないと確かめようと躍起になっていた。  トランプ氏は自身が「歴史的」とする米中首脳会談をなぜ金融市場が好感しないのか尋ねていたという。顧問らと話す中でも、不安定な市場の動きは自身の言動によるものではなく、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが原因との考えを変えていなかったようだ。  だが投資家やホワイトハウス関係者の多くも、トランプ氏とは異なる見解を抱いている。