カナダの元外交官が中国で拘束されたことが、関係筋の話で分かった。拘束されたとみられているのは、独立系シンクタンク「国際危機グループ(ICG)」の北東アジア担当上級顧問マイケル・コブリグ氏。同氏は今月、北朝鮮に関する調査のため中国を訪問し、拘束されたもようだ。コブリグ氏の拘束が、ICGの調査と関係があるのかは不明。コブリグ氏は国連のほか、カナダの外交官として北京や香港で勤務した経験がある。カナダと中国は現在、カナダ当局が米国の要請で中国の華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)を逮捕した件を巡り、対立している。米国は孟氏がイラン制裁法に違反したとして身柄の引き渡しを要求しているが、孟氏は容疑を否定している。
カナダ元外交官、中国で拘束 両国対立の中
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