政府は、デジタル・プラットフォーマーと呼ばれるIT大手の規制に関する基本原則を12月18日に公表した。
IT大手による市場支配への対処は、重要な問題だ。
ただし、この問題は、独禁法などの従来の手法では対処しきれない側面を持っている。基本に遡っての議論が必要だ。
大手プラットフォーマーによる
優越的地位の濫用が起きている
プラットフォーマーとは、インターネットを通じて第三者にサービスの「場」を提供する企業のことだ。
上記報告書は、こうした企業がデータを使って市場の寡占を進めたり、優越的地位を濫用したりすることを、独占禁止法を使って規制する必要性を強調している。