ホテルの宿泊客が全て生まれながらにして平等というわけではない。米国で小規模ホテルを経営する新興企業ライフハウスは、この事実をうまく利用したいと考えている。ホテルの運営会社は空室状況によって宿泊料金を決めることが多いが、ライフハウスはアルゴリズムを使った料金システムを試している。さまざまな個人情報に基づいて顧客ごとに宿泊料金や販売促進内容を決める。仕組みはこうだ。初めて宿泊する客は通常料金で予約し、旅行の頻度やホテルのバーを訪れる回数、インスタグラムのフォロワー数など個人情報に関する詳細なアンケートへの回答を求められる。ソーシャルメディアでホテルの名前を出すと、レストランでの食事や次回の宿泊料金が割引になるなどの特典が受けられる。
宿泊客の個人情報、料金に反映する米ホテル
客の支出額やインスタグラムのフォロワー数も勘案
有料会員限定
あなたにおすすめ