中国が新疆ウイグル自治区で進める攻撃的なイスラム教徒取り締まり手法が他の地域でも再現されている。顕著なのは同自治区と同様にイスラム教徒の多い地域だ。この1年ほど、新疆がイスラム教徒に対する大規模な監視・拘束・同化プログラムを強化するなか、国内各地から多数の警察官が同自治区を訪れた。技術を学び、地元に取り入れるためだ。その結果、新疆の都市部では至る所にある小型の警察署が近隣の省に現れ始めている。クコ生産で知られる寧夏回族自治区の中寧県でも、試験的に警察署が設置された。住宅地の2階建ての建物で、6人の警察官がいざこざの仲裁や治安維持に当たっている。イスラム教徒が経営する飲食店や食肉店は、アラビア語でハラルフードと書かれた看板を撤去した。地元住民によると、イスラム教の習慣を規制する新規則を受けて、過去1年にこうした変化があった。