ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が民間エコノミストを対象に今月実施した調査によると、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ中断もあり得るとジェローム・パウエル議長が示唆したことを受けて、次回利上げは6月以降になるとの予想が過半数を占めた。また、エコノミストらは今年の金利見通しを2カ月連続で引き下げた。調査によるとエコノミストの約60%は、FRBが少なくとも5月まで主要政策金利のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の2.25〜2.50%に維持するとみている。6月時点のFF金利予測の中央値は2.59%と、先月調査の2.7%から低下した。FRBは利上げを2018年に4回実施。今年については2回を想定している。ただエコノミストらの見解は、今年の利上げ回数が1回になるか2回になるかで分かれている。年末時点のFF金利予測の中央値は2.75%。先月の調査では2.89%だった。
米追加利上げ、6月以降と大半が予想=WSJエコノミスト調査
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