ドナルド・トランプ氏が2016年の米大統領選期間中のロシアとの不動産ビジネス取引に関して、議会で偽証するよう元個人弁護士のマイケル・コーエン氏に指示していたとの報道が出たことを受け、議会民主党は報道の真偽について追及する構えを見せている。バズフィード・ニュースは17日遅く、ロシア疑惑を捜査するロバート・モラー特別検察官に対し、トランプ氏から指示を受けて2017年の議会証言で偽証したとコーエン氏が供述したと伝えた。偽証の内容は、モスクワのトランプ・タワーを巡るロシア側との交渉に関するもので、実際には、トランプ氏が共和党の大統領指名候補に事実上決定した1カ月後となる2016年6月まで交渉が続いていたにもかかわらず、同年1月に終わっていたと証言するようトランプ氏が指示したという。またバズフィードは、トランプ氏の指示を裏付ける証拠をモラー氏がつかんでいるとしている。