米国のトップビジネスリーダー100人を選ぶ2014年のCNBC世論調査を巡り、ドナルド・トランプ大統領と同氏の個人弁護士だったマイケル・コーエン氏が当時、トランプ氏を上位にランクインさせるようCNBCに圧力をかけていたことが分かった。関係筋が明らかにした。この調査を巡っては、トランプ氏に何度も投票するようなコンピューター上の操作をコーエン氏がテクノロジー会社に依頼していたことが判明している。これについてはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が17日に報じた。だが結局、トランプ氏はトップ100に入らなかった。関係筋によると、コーエン氏はCNBCに電話をかけ、不本意な調査結果を巡り、トランプ氏がCNBCを提訴すると脅した。「人々の意志を無視した」と主張していたという。CNBCはこうした脅迫には応じず、トランプ氏も提訴しなかった。コーエン氏はこれまで、コメント要請に応じていない。