インドでスマートフォン経由の動画視聴が空前の規模で拡大している。インターネットが進化する方向について、多くのIT(情報技術)企業が見方を変える契機となっている。4G(第4世代)のデータ通信料が月額2ドルを下回るようになり、インドの人々が持つスマートフォンの動画再生時間は10倍に激増。過去3年で数十億時間も膨らんだ。スマホアプリの利用動向を調査するアップアニーによると、こうした現象を背景にインドは2018年に動画共有サイト「ユーチューブ」の視聴が最も多い国となった。英調査会社アナリシス・メイソンによると、インドのスマホユーザーは現在、Wi-Fiを使わないモバイル通信網で毎月約8.5ギガバイトのデータをダウンロードしている。ビデオに換算すれば40時間超に相当し、これは米国、中国、日本のユーザーのダウンロード量を上回る。
ユーチューブ、最大顧客はインド人 動画再生が激増
「検索も動画サイトで」そのモバイル視聴漬け生活とは
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