――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)から望み通りのものを手に入れた。だが残念なことに、株式市場にとって重要な別の2つの要素、つまり世界貿易の伸びと中国景気は、そこまで慈悲深くはないだろう。  30日の株式市場は、FRBのハト派姿勢を好感して上昇した。31日も投資家にとっては安心材料が伝わった。1月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は2カ月連続で景況拡大と悪化の分岐点となる50を割り込んだものの、昨年12月からは改善した。