ドナルド・トランプ米大統領は7日、「女性による世界の発展と繁栄(Women’s Global Development and Prosperity=W-GDP)計画」を立ち上げるための覚書に調印する。この新たな計画は、発展途上国において最も過小評価されている資源の一つ、すなわち女性の技能、エネルギー、才能に対する米国のコミットメントを統合する初めての試みとなる。同計画の目標は、2025年までに途上国の5000万人の女性が経済面での潜在能力を発揮できるようにすることだ。トランプ大統領が示した2017年の米国家安全保障戦略は、世界の平和と繁栄を達成する上で女性が果たす決定的な役割を認識していた。、ある国の経済への女性の全面的な参加が阻まれれば阻まれるほど、その国が紛争に巻き込まれ、脅威に対して直ちに暴力に訴える可能性が高まることが示されている。女性が自由に活躍できれば、より多くの雇用や経済成長、そして国の安定がもたらされる。女性の経済参加が拡大すれば、世界経済の生産規模が2025年までに12兆ドル(約1300兆円)増加する可能性がある。