中国の李克強首相は5日、2019年の経済成長率目標を6〜6.5%に定めたことを明らかにした。18年の目標は6.5%前後だった。中国の18年の国内総生産(GDP)は前年比6.6%増と、約30年ぶりの低い伸びだった。李首相は、5日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で政府活動報告を行い、19年の消費者物価指数(CPI)上昇率については18年と同じ3%前後を目指すとした。政府統計によると、18年のCPIの前年比上昇率は2.1%。新規雇用創出については、前年と同じ1100万人を目標に掲げた。政府統計によれば、18年の新規雇用創出数は1361万人に達した。都市部調査失業率も前年と同じ5.5%以内に抑えるとした。18年の都市部失業率は4.9%だった。