皆さんこんにちは、澤です。
先日、女性向けのキャリアイベントで、パネルディスカッションのモデレーターをする機会がありました。私の所属する会社の女性社員2人からキャリアに関する話を聞いたり、5~6人でグループになってもらってそれぞれのキャリアについて話し合ってもらったりして、とても楽しい時間を過ごせました。
その中で、複数の方々が今の職場での悩みとしてお話しされていたのが、同僚や上司から受ける「性別による差別」や「固定概念から来る決めつけ」でした。
差別する側に悪意がないのが
女性差別の根深いところ
性別による差別は本当に根深く、非常に歴史のあるトピックでもあります。女性であることから仕事の割り振りで差別を受けたり、納得のできない評価を受けたりした経験のある方が、会場には多数いらっしゃいました。もちろん、万事、女性の側が正しいというわけではないという指摘もあると思いますが、それを差し引いてもなお、女性の活躍を阻む要素はたくさんありそうです。
実はこの「女性差別」、差別をしている側に必ずしも悪意があるわけでもないのが厄介なところです。「女性は結婚したら辞めるもの」「女性は子どもができたら復職しない」ことが昭和の時代には極めて“普通”だったので、その価値観が今でも残っている職場は珍しくないからです。
この手の話は立場によって見え方が全く違うため、同じ職場にいたとしても「うちは昔に比べれば女性でも働きやすくなったはずだ」という人もいれば、「まだまだおじさん社会で、女性の活用は進んでいない」と感じる人もいることでしょう。