ボーイングの最新鋭小型旅客機「737MAX(マックス)」は、燃費が良いうえに航続距離が長い(多くの旅客にとって残念なのは座席が詰まっていることだ)。2017年5月に旅客便として初就航して以来、これまでに2機が墜落して乗員乗客が全員死亡している。2回の墜落(18年10月のライオンエア610便と10日のエチオピア航空302便)は気味が悪いほど状況が似ている。いずれも離陸直後に急降下した。エチオピア航空機の墜落に関する調査は始まったばかりであり、ライオンエアのケースで疑われているのと同じシステムが絡んでいるのかどうかはまだ不明だ。米航空会社は状況を注視しているとしており、737MAXに寄せる全幅の信頼は変わっていないと話している。