●脂質

 脂質は極端に避けていない限り不足の心配はありませんが、取り過ぎは肥満の原因になるので注意しましょう。肥満は男女ともに妊娠率の低下要因の1つです。排卵障害や精子の運動率、濃度、量の低下、流産のリスクが高まってしまうこともあります。おなかに赤ちゃんを迎えてからも妊娠糖尿病などのリスクを伴いますので、妊活中に適正体重にもっていきましょう。

 揚げ物ばかり食べないようにし、マーガリンやショートニング(菓子パンや焼き菓子などに多く含まれる)は控えめにする一方で、卵子の質を高めるオメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油、しそ油など)を意識して摂取しましょう。

●炭水化物(糖質)

 甘い物や清涼飲料水、アルコール、白米や食パンのような精製された主食も取り過ぎてしまうと肥満の原因になります。量は食べていなくても、おにぎりやパンだけのような炭水化物に偏った食事は、血糖値の急上昇につながります。血糖値の急上昇は卵子が排卵されずネックレス状にたまってしまうPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の原因にもなるといわれていますので気をつけましょう。

 主食や甘い物は食べすぎない、白い物は茶色い物に変える(上白糖→きび糖、白米→玄米、食パン→胚芽パン)などの工夫ができると良いですね。主食だけではなく、野菜やきのこ類、海藻類のような血糖値を上げにくい食材(低GI食品)も合わせて取ると良いでしょう。

「妊活食」の基本にプラスα!
4つのおすすめ栄養素とは?

 基本の3つの栄養素が整ってからプラスαの栄養を取り入れることで、妊活がより効果的になっていきます。

●精子の運動率を上げる「亜鉛」

 亜鉛は「セックスミネラル」といわれていて、男性ホルモンや精子の合成を促進し、運動率を上げてくれます。女性にとっても亜鉛は大切な栄養素です。胎児の細胞分裂をサポートするので、妊娠後胎児の成長には欠かせません。