自動運転車を手掛けるさまざまなベンチャー企業は、今後数カ月の間に目を見張るようなバリュエーション(企業価値評価)を獲得しそうだ。しかし、これは技術が成熟したことを示す兆候ではない。自動運転車の開発に向けた道のりは、むしろ以前より長くなっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のによれば、米相乗りサービス大手ウーバー・テクノロジーズは、ソフトバンクや自動車メーカーを含む外部投資家と同社の自動運転車部門への出資で協議しており、バリュエーションは50~100億ドル(約5570億~1兆1140億円)になる可能性がある。さらに驚いたのが、米アルファベットの自動運転車部門ウェイモも独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)などに出資を募っているとの報道だ。これについてはシリコンバレーのIT(情報技術)系ニュース配信サイト「ジ・インフォメーション」が報じた。
自動運転車への長い道のり 相乗りでコスト減
シリコンバレーと自動車メーカーが協力、バリュエーション高騰は経費増大の裏返し
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