世界の映画興行収入は昨年、ネット配信が初めて映画館を上回った。米映画協会(MPAA)が発表したデータで明らかになった。  2018年のネット配信売上高は426億ドル(約4兆7200億円)と、17年の329億ドルから急増し、映画館の売上高(411億ドル)を超えた。米国ではすでにネット配信が映画館を上回っていたが、世界全体での逆転は初めて。  米ネットフリックスやアマゾン・ドット・コムによる動画配信サービスが、デジタルメディアでの収入拡大をけん引した。  米国とカナダでは18年に映画館の興行収入が増加したが、その他の国・地域では減少。