テリーザ・メイ英首相は2日、欧州連合(EU)離脱期限のさらなる延長を要請するつもりだと述べ、野党・労働党と協力して議会の過半数を得られる合意案を模索する考えを示した。メイ氏は、合意なき離脱は望ましくないとし、労働党と合意案をまとめる時間を確保するため、離脱期限を現在の4月12日から短期間延長するようEUに要請する考えを明らかにした。ただ、欧州議会選への英国の参加を回避するため、5月22日までの離脱を目指すとしている。メイ首相はこれに先立ち、7時間以上に及ぶ閣議を開催。その後のテレビ演説で「国益のためには国家の結束が必要だ」と訴えた。来週のEU首脳会議を控え、メイ政権は労働党の支持が得られる合意案を探ると指摘。もし合意案を見いだせなければ、一連の選択肢を提示し、議会で採決する方針だと語った。
メイ英首相、EU離脱再延期を要請へ 合意目指し野党と協力
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