米電気自動車(EV)メーカーのテスラが発表した2019年1-3月期の販売台数は、前期比31%減の約6万3000台だった。欧州や中国で量販セダン「モデル3」の納車を開始している。19年1-3月期の販売台数は、ファクトセットがまとめたアナリストの予想平均7万3500台を下回った。「モデル3」、セダン「モデルS」、スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルX」を含めた数字。テスラは納車された段階で販売台数としてカウントしている。同社はここ2年近く最廉価モデル「モデル3」の生産拡大に苦慮しており、19年が出遅れ気味となったことで野心的な目標が達成できるのか不透明になっている。19年1-3月期にモデル3の価格を3回引き下げ、同社が提示してきたベース価格3万5000ドルをようやく実現させた。一部アナリストは、高価格帯モデルの需要が頭打ちになったと指摘している。