3月10日に当地発のエチオピア航空302便が墜落した事故を巡り、エチオピア当局は4日、米ボーイング「737MAX(マックス)」の飛行制御システムの誤作動が原因だとする中間報告を公表した。報告書は、乗員は承認された緊急時の手続きに従ったが、体勢を立て直すことができなかったと指摘。また、ボーイングはMAXの飛行制御システムを見直し、各国当局は見直し内容を確認した上で同型機の運航停止措置を解くべきだの見方を示した。別の737MAXが昨年インドネシアで墜落して以来、MAXの失速防止機能「MCAS」に注目が集まっている。昨年の事故の初期調査では、センサーの不具合でシステムが機首を押し下げたため、パイロットの修正措置が間に合わずに墜落したことが判明した。エチオピア航空機の事故も同じような展開で、搭乗していた157人全員が死亡した。
エチオピア航空機墜落、737MAXシステムが原因=調査報告
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