9日行われたイスラエル総選挙は、出口調査の結果がまちまちとなるなど、過半数議席を巡り接戦となっている。これを受け、続投を目指す現職のベンヤミン・ネタニヤフ首相と対抗馬のベニー・ガンツ元軍参謀総長の双方が勝利宣言を行った。出口調査の結果は常に正確とは限らず、正式結果は10日朝にエルサレムで発表される予定。今回の選挙はネタニヤフ氏の信任を問う投票と位置づけられている。イスラエルの公共テレビが実施した出口調査では、議会120議席のうち、ネタニヤフ氏率いる与党リクードなど右派・宗教政党が64議席、ガンツ氏が率いる中道政党連合「青と白」を中心とする中道・左派勢力が56議席をそれぞれ獲得した。だがチャンネル12の出口調査によると、ネタニヤフ氏とガンツ氏それぞれが率いる勢力は共に60議席で並んでいる。
イスラエル総選挙は接戦、双方が勝利宣言
現職ネタニヤフ首相と対抗馬の元軍トップ・ガンツ氏、出口調査で拮抗
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