8日の米株式市場でS&P500種株価指数の情報技術(IT)セクターが過去最高値を更新し、昨年10-12月期(第4四半期)に売り込まれていたソフトウエア・半導体企業が投資家の信頼を取り戻していることが鮮明になった。  S&P500構成銘柄のうち68銘柄で構成されるIT株指数の終値は、8日までの8営業日中7営業日で上昇し、10月初めにつけた最高値を更新した。これに対し、S&P500種指数は直近の記録を1.8%下回り、ハイテク株中心のナスダック総合指数は直近のピークより2.5%低い水準にある。  これらの株価指数はいずれも9日には下落した。