米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は3月19・20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、年内に政策金利を変更する必要性はないとの確信を一段と強めたことが、10日公表されたFOMC議事要旨で明らかになった。FRBは3月のFOMCで政策金利を据え置いた。昨年は4回の利上げを実施し、直近では12月に2.25〜2.5%のレンジに引き上げられた。議事要旨によると、世界的な成長減速が米経済に及ぼすリスクが強まっていることや、インフレ指標が予想外に弱まったことから、FRB当局者は利上げを継続する理由はほとんどないと判断した。「出席者の多くは景気見通しの変化や見通しに対するリスクについて、年内の目標レンジ据え置きを正当化する可能性が高いとの見方を示した」という。
米金利、年内は変更必要なしの認識強まる=FOMC議事要旨
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