米国と中国は、貿易協議が妥結した場合にその履行状況を検証するメカニズムについて合意に至った。スティーブン・ムニューシン米財務長官が明らかにした。貿易協議の合意に向けて大きな障害が一つ取り除かれた。ムニューシン氏は10日、米CNBCとのインタビューで「履行に関するメカニズムについて、われわれはほぼ合意できている」と述べ、「双方が検証機関を設けて状況に対応することで一致した。これは米中ともに非常に真剣に取り組んでいることだ」と続けた。一方、協議内容に詳しい関係者らは、米中の報復関税撤廃など、米中貿易合意に向けてはまだ難題が残っているとし、予断を許さない状況だと述べた。米国商工会議所のエグゼクティブ・バイス・プレジデント、マイロン・ブリリアント氏は「ムニューシン氏の発言は期待できるものだが、『悪魔は細部に宿る』ということだ」とした。
米中貿易協議、合意履行検証メカニズムで合意=米財務長官
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