米国人は繰り返し熱狂的ブームのえじきとなり、すぐに熱が冷める。例えば、キックボードがそうだ。アウターとして着るアンダーウエア。ビットコイン。パンの移動販売車のような形の車。マカレナ。タエボー。コンブチャ(紅茶キノコ)の大量摂取で潰瘍が治ると本気で信じること。さらにスムーズジャズ。  このリストに、恐らく最もたちの悪いブームの1つを加えるべきだろう。いま世の中がとりつかれている「片付け」だ。片付けは、多くの物を持ちすぎると人生が複雑になり、本当にやりたいことができなくなるという怪しげな見解に基づいている。