もう1人は40代の独身男性。30代に見えるイケメンだったという。

「でも私、あまりイケメンが得意じゃなくて…。“イケメン=性格悪そう”って思っちゃうんです。その方とは、軽くお茶をしながら1時間だけお話をしました。他にも2人の方とお会いしましたが、すごく性格のいい方ばかりでした。出会い系サイトなどと違って、登録している方は身元を明らかにしている男性だけで、プロフィールや年収、自己紹介文と顔写真もあって、安心してお会いできました」

パパ活収入は月に7万円
もっと増やしてポートフォリオを組みたい

 気になる収入は、どれくらいなのだろうか。

「例えばこの3ヵ月で、21万円ほどのお小遣いをいただくことができました。もともとの目的だった奨学金400万円の返済に充てるため、パパ活でいただいたお金は使わないようにしています。今、デートをする男性は2人くらい。ご飯に行く男性は、4人くらいほしいです。でも、彼氏を作ろうと思ってパパ活をやっているわけじゃなくて、あくまで奨学金の返済のため。いろんな方とお会いして、安定した“パパ活ポートフォリオ”を組みたいですね」

 平均して1ヵ月当たりのパパ活収入は7万円。3万円の奨学金返済をしても、まだ少し自由に使えるお金が残っている。真美さんは本業のアルバイト生活と副業のパパ活で「キャッシュポイント」(収入の柱)を複数持つことができて生活が安定。気持ちも前向きになれたという。

 そもそも、飲食系のアルバイトや複数の仕事をしてまでお金を稼がないといけないのは、奨学金返済のため。世界的に見ても学費が極めて高くなったこと、「貸与型」の奨学金は返済時に利子がつき、「給付型」の奨学金を受けるには条件面のハードルが高いこと、そして非正規社員が増加していること、一度正社員のレールから外れると元に戻るのが難しい採用システムになっていることなど、さまざまな構造的問題が絡み合っている。また、男性社会における女性軽視も影響しているはずだ。

 これらが解決されない限り、奨学金返済によるマイルド貧困層はこれからも生み出されていくだろう。