墜落事故が相次いだボーイングの新型機「737MAX」に絡み、同社のデニス ・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)は24日の電話会見で、何度もこう繰り返した。「われわれの責任だ」。この言葉を信頼できるようにすることが、墜落事故による財務面での代償よりも、株価の回復にとってより重要となるだろう。ボーイングは同日、主力機737MAXの生産停止により、1-3月期(第1四半期)の純利益と営業キャッシュフローがそれぞれ13%、 11%減少したと明らかにした。世界の航空当局は2度の墜落事故発生を受けて、737MAXの運行を停止させた。現時点で、運行再開の見通しはまだ立っていない。ボーイングは自社株買いを中止するとともに、2019年通期の利益見通しの公表も取りやめた。