ゴールデンウィークも明け、仕事も本格化した中で、ストレスを感じながら仕事をしている人も少なくないだろう。特に都会で働く人の中には、満員電車や長時間労働などに改めてストレスを感じている人もいるはずだ。

 では、住んでいる都道府県によって、ストレスの高さ・低さにどれほどの差があるのだろうか。都道府県ごとの低ストレス者と高ストレス者の割合から、ストレス度の低い都道府県を割り出したのが「ストレスオフ県ランキング2019」だ。

 本調査は、一般社団法人ストレスオフ・アライアンスの参画企業である株式会社メディプラスとメディプラス研究所が実施したもの。全国の男女14万人(男女各7万人、20~69歳)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2019』を行い、今回はその中の全国の女性約7万人のデータから「女性」のストレスオフ県ランキングを作成した。

 それでは、実際に「ストレスオフ県ランキング2019【女性版】」を見ていこう。

※集計期間は2019年3月6日~18日。都道府県ランキングに必要な数として、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正を行った。ストレスオフ指数は、厚生労働省実施の「ストレスチェック制度」身体状態(B項目)をもとに調査。集計したデータから、高ストレス(77点以上の合計)と低ストレス(39点以下)それぞれ各県の%表示(ストレスチェック指数)を作成。各県の低ストレス%から高ストレス%を引き、数値が高いほどストレスオフ県とした。

女性の「ストレスオフ県ランキング」
1位は2年ぶりに返り咲いた鳥取県

 「ストレスオフ県ランキング2019【女性版】」1位は、2016年にも1位を獲得した鳥取県となった。17年5位、18年9位を経て返り咲いた。

 厚生労働省のストレスチェックテスト(B項目)を基準に算出した各県の低ストレス者(39点以下)割合から高ストレス者(77点以上)割合を引いた「ストレスオフ指数」は61.2と過去最高を記録。2位の広島県(35.5)と比べても、約26ポイントもの差が開いた。

 続いて3位は三重県(31.7)、4位熊本県(30.6)、5位青森県がランクインした。2017年と18年でトップだった愛媛県は、9位(17.6)となった。