GROOVE Xの“家族型”ロボット「LOVOT(ラボット)」は、身長43センチメートル、体重3キログラムのボディーに、最先端の技術が詰め込まれ、まるで生き物のように振る舞う。
障害物を自分で避けながら“飼い主”を後追いし、多様なアイコンタクトや抱っこをねだり、嫉妬までする──。本物のペットと変わらない振る舞いは、事前にプログラミングされたものではない。全身の50を超えるセンサーへの刺激をAI、正確にはディープラーニング(深層学習)など機械学習技術で処理し、リアルタイムで動きを生み出している。
出荷は今年10月を予定し、すでにネットでの先行予約を始めた。当初は2体1セットのみの販売で、本体価格は1セット57万9800円だ。加えて、利用料が月額1万7960円(標準プラン)と安くはない。
それでもLOVOTの成長性が評価され、同社は2017年に、最大64億5000万円という多額の資金調達を成し遂げた。累計の調達額は、最大でおよそ80億円に達している。