林 要(GROOVE X 代表取締役) Photo by A.Y.
このGROOVE Xを率いるのは、ソフトバンクの感情認識ロボット「Pepper(ペッパー)」の開発メンバーだった林要氏だ。林氏が同社を設立したのは15年。LOVOT開発には3年超の時間をかけた。
「作りたかったのは、4次元ポケットのないドラえもん。人の役には立ちませんが、人の心を温かくしてくれる。高価格ですが、生き物のペットも一生涯で見ればコストはほぼ同じ。ペットを飼いたくてもいろんな事情で飼えないという人々の潜在需要は巨大です。テクノロジーで人々の幸せに貢献したい」(林氏)
GROOVE Xに続いて、直近で大型調達を成し遂げたものづくりベンチャーが、横浜市の工業地帯にある。昨秋、50億円もの資金を調達したWHILLだ。同社が作るのは、パーソナルモビリティ。分かりやすく言えば、次世代型の電動車椅子である。