次世代型電動車椅子「WHILL MODEL C」。最大5cmの段差を乗り越えられる。
写真提供:WHILL

 同社製品は市場投入されて久しい。14年に「WHILLモデルA」(購入価格は99万5000円、介護保険レンタルは月額約5000円)が登場。17年には45万円という普及価格帯に抑えた「モデルC」を投入した。これまでモデルCを中心に計1万台近く販売されており、昨年、米国や欧州にも進出を果たした。

 特徴的なのは、従来の車椅子のイメージを払拭したスタイリッシュなデザインだけではない。独自開発した前輪は24個の小さなタイヤで構成され、後輪を中心にその場で回転できる。また、屋外の砂利道や芝生などの悪路も走行可能だ。