欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の大型ピックアップトラック「ラム」の人気が高まり、大手2強であるフォードとゼネラル・モーターズ(GM)の牙城に食い込み始めた。  フォードとGMは長らく米国の大型ピックアップ市場の1、2位を独占し、ラムは3位に甘んじていた。ただ最近は、FCAは新技術の採用や内装の高級感を高めるなどして追い上げを図っている。ディーラーやアナリストによると、FCAはさらにリベートなどで初回購入者を引き付けているという。