――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 *** 控えめなインフレは米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げする理由にならないかもしれないが、利下げをしやすくするのは確かだ。 労働省が12日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)はエコノミスト予想を下回る伸びにとどまった。総合CPIは前年同月比1.8%の上昇(予想は1.9%)、物価変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが同2%(予想は2.1%)だった。 FRBが重視するインフレ指標は労働省の指標よりも少し低いため、5月のインフレ率は目標の2%に満たなかったとみられる。
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