• スラックがダイレクト・リスティングで上場予定• スラックがダイレクト・リスティングで上場予定スラック・テクノロジーズ(WORK)は従来の電子メールに取って代わる職場向けメッセージアプリを提供している。現在、同社は従来とは異なる手法で新規株式公開(IPO)を目論んでいる。今週、同社はニューヨーク証券取引所に直接上場(ダイレクト・リスティング)する見込みである。通常のIPOとは異なり、ダイレクト・リスティングはいかなる資金調達も伴わない。つまりスラックが投資家に対して新株を発行することはない。2018年4月に音楽配信サービスのスポティファイ・テクノロジー(SPOT)がダイレクト・リスティングで上場した際は、混乱を予想する専門家もいた。ところが、ふたを開けてみれば、プロセスはほぼ通常通りのもので、上場日に株価が暴落することはなかった。上場して数カ月の間、株価は一時的に初値をかなり上回ったこともあったが、それ以降は全体として13%ほど下落した水準となっている。ではスラックの場合はどうだろうか? 同社の長期的な事業機会や株価のパフォーマンスに対して強気の姿勢をとる理由はいくらでもある。