2020年の東京オリンピックに向けて日本でも急速にキャッシュレス化が進むなど、お金の価値はどんどん変化しています。そんなこれからの時代を生きる子どもたちに「お金」のこと、きちんと教えられますか?学校ではお金の教育がほとんど行われないため、親世代も十分な知識がないのが現状です。そこで今回は、三浦康司氏の『10歳までに身につけたい 子どもが一生困らないお金のルール』(青春出版社)から、子どもと一緒に知っておきたい「これからのお金との向き合い方」を解説します。
家でできる「見えないお金」の価値を子どもに教える方法
クレジットカードや図書カードに商品券、Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)など、お金と同じ価値がある、「見えないお金」。生まれたときから、こういう便利なものに触れている子どもたちは、これらに現金と同じ価値があることが実感としてなかなかわかりません。お財布の重さや紙幣の違いなどで、お金をたくさん使ったか、あまり使っていないかが実感できませんからね。