【ワシントン】2020年の米大統領選挙で民主党の候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員は24日、税金により、1兆5000億ドル(約160兆円)に上る学資ローンの返済を免除する法案を提出した。民主が大統領選で支持獲得を目指す若者や高学歴層に訴求する狙いがある。  法案は私立や大学院を含め、既存の学資ローンを帳消しにする内容。原資は株・債券・デリバティブ取引に対する新税で手当てするとしており、向こう10年で2兆4000億ドルの税収を見込んでいる。その後はすべての公立大学などの無償化にも乗り出す計画だ。