受講者増で、会場を変更して開催された小泉浩明氏による講演「『復習』で国語力をあげる」(わが子が伸びる親の技<スキル>研究会/2019年6月)

国語と算数の2科目で受験可能な中学校もある。国語はすべての科目の基礎である。中学入試では「物語文」「説明的文章」が中心となる。国語ができない子どもはなぜできないのか、どうしたらできるようになるのか。途方に暮れている親のための処方箋をお届けする。(ダイヤモンド・セレクト編集部)

国語ができない子どもは「復習」から

 中学入試まであと半年余り。小5・小6生の親が中心に集まった小泉浩明氏(平山入試研究所所長)による講演「『復習』で国語力をあげる」では、終了後、打ちのめされたような表情で会場を出てくる参加者も散見された。塾では指導されなかったような内容が中心だったこと、これまで取り組んでこなかったことへの悔いなど、その理由はさまざまに見受けられた。

 一般に、男子は国語が苦手である。女子に比べて精神的に幼く、例えば中学入試にも出題される「恋」の話などになると大いに苦戦することが多い。

 具体的には「テーマ」という観点から後述するが、まずは今回の講演で触れられた点をかいつまんでご紹介しよう。

 まず、国語力を付けるには何よりも復習が大切である。しかし、多くの子どもは有効な復習ができていない。だから、同じような問題を何度も間違える。実際に得点が上がるような効果のある復習法を身に付けるにはどうしたらいいのか。模擬試験を受けて、自分の弱点を探ることから始めよう。そのためのチェックポイントは6つある。

弱点を知るための6つのチェックポイント

 1つ目は漢字の書き取り・読み取りができているかの確認である。10問中3問以上間違えている場合は語彙(ごい)不足であり、毎日15~20分、漢字の練習をする必要がある。

 2つ目は問題文が読めているかで、内容を一文に要約できるか、問題文に分からない言葉がないか、正解の選択肢を早々に消しているようなことはないか、などが確認点となる。

 3つ目に、他の生徒の正答率が50%を超えるような問題で、間違えが目立つ設問形式はないかを確認する。記述問題が苦手な場合は、記述の書き方を習得する必要がある。穴あき問題、選択肢問題が苦手な場合には、それぞれ論理的な読み方や消去法を会得する必要がある。

 4つ目に、文法問題が苦手な場合は演習不足なので、頻出問題を攻略するしかない。

 5つ目は文学史問題が苦手な場合。これは知識不足なので有名な作家・作品を覚える。学校によってはこのタイプの出題がない場合もあるので、それは過去問を確認する。

 6つ目に、「テスト力」で損をしている場合がある。時間配分や正答率の高い問題の取りこぼしが該当するが、これはペース配分や取り組み方を身に付けるしかない。