【ブリュッセル】欧州連合(EU)首脳らは2日、欧州中央銀行(ECB)の次期総裁に、国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事(63)を指名することで合意した。  EU当局者によると、EUの次期首脳を選出する協議の一環として、各加盟国がラガルド氏をマリオ・ドラギECB総裁の後任に推薦することを決定した。ドラギ氏の任期は10月31日までで、再任はできない。  ラガルド氏の指名に関する正式承認には一連の手続きが必要となるが、数カ月以内に承認される可能性が高い。  EUの執行機関である欧州委員会のトップにはドイツのウルズラ・フォンデアライエン国防相が指名された。