米携帯電話サービス大手スプリントとTモバイルUSの合併交渉が停滞している。米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークが両社から資産を取得した後の所有権制限などの条件を巡る協議が続いているためだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。当事者はいずれも、260億ドル(約2兆8200億円)超の合併を完了させる上で問題となる資産の保有比率などについて、妥協点を見いだせると楽観的だという。関係者の1人によると、Tモバイルとスプリントは合併の合意期限を現在の7月29日から延長する計画だ。合併計画を発表したのは1年以上前だが、延長はこれで2度目となる。連邦・州の反トラスト法(米独占禁止法)当局は合併に難色を示している。
Tモバイルとスプリント合併、ディッシュへの資産売却で交渉停滞
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