米金融大手JPモルガン・チェースが16日発表した4-6月期(第2四半期)決算は16%の増益だった。コンシューマー事業の業績が好調で、他部門の低迷を補った。4-6月期の純利益は96億5000万ドル(前年同期は83億2000万ドル)、1株利益は2.82ドル(同2.29ドル)。ファクトセットがまとめた1株利益のアナリスト予想は2.50ドルだった。税金に関する多額の利益が1株利益を0.23ドル押し上げた。収入は288億3000万ドル(前年同期は277億5000万ドル)で、アナリスト予想の288億4000万ドルとおおむね一致した。融資事業の純利益は7%増の144億ドル。金利上昇を追い風にした過去数四半期の成長と比べ、伸びが鈍化した。