• 気候科学者による投資の理想と現実• 気候科学者による投資の理想と現実博士課程修了の研究員だったジェーソン・スマードン氏が年金口座を開設した15年ほど前、同氏は低リターンとなる可能性を承知で、社会的責任を考慮した銘柄を組み入れる株式ファンドに比重を置いた。投資パフォーマンスよりも自分の理想の方が重要だと考えたからだ。ところがそれから15年後、同氏の投資哲学はもはや二者択一ではなくなった。10年前の景気低迷時以来、年金ポートフォリオの大半を高成長ファンドに移しており、自身の環境に対する関心は、個別銘柄選びの際に考慮するだけとなっている。